体組成計の購入を検討する際、目的に合わせていくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
1. 測定目的を明確にする
まず、何のために体組成計を購入するのかを考えましょう。目的によって必要な機能が変わってきます。
- ダイエット: 体重だけでなく、体脂肪率、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、BMIなどが測定できるものがおすすめです。日々の変化を細かく把握できる50g単位で計測できるモデルもモチベーション維持に役立ちます。
- 筋トレ・ボディメイク: 全身の筋肉量だけでなく、腕、脚、体幹など部位別の筋肉量が測定できるものがおすすめです。左右のバランスや、トレーニング成果の確認に役立ちます。
- 健康管理・維持: 体重、体脂肪率、BMI、内臓脂肪レベルなど、基本的な項目が測れれば十分ですが、骨量や体内年齢なども測定できると、より多角的な健康管理ができます。
- 単に体重だけを測りたい: シンプルに体重だけが測れる体重計でも十分です。
2. 測定できる項目と精度
体組成計は微弱な電流を体に流して電気抵抗を測定し、その結果と身長・体重・年齢・性別などの情報から体組成を推定しています(生体電気インピーダンス法)。そのため、測定方法やアルゴリズムによって精度に差が出ることがあります。
- 測定項目:
- 体重: 必須。50g単位で測れると、わずかな変化も捉えやすいです。
- 体脂肪率: ダイエットの指標に。
- 筋肉量(骨格筋量): 筋トレの効果を測る指標に。
- 内臓脂肪レベル: 生活習慣病のリスク指標に。
- 基礎代謝量: 1日に消費される最低限のエネルギー量。ダイエット計画に役立ちます。
- BMI(体格指数): 肥満度を測る国際的な指標。
- 体内年齢: 身体組成から算出される推定年齢。
- 骨量: 骨の健康度を測る目安。
- 体水分量: 水分のバランスを測る目安。
- 測定方式:
- 両足測定タイプ: 体組成計に乗るだけで測定できる最も一般的なタイプ。手軽ですが、下半身のデータが中心になりがちです。
- 両手両足測定タイプ: 体組成計に乗った上で、T字型のハンドルを握って測定するタイプ。全身に電流が流れ、腕や上半身を含むより詳細な部位別測定が可能です。より正確なデータを得たい場合におすすめです。
- メーカーによる違い: タニタ、オムロン、エレコム、パナソニックなどが主要メーカーです。各社独自の測定アルゴリズムや技術(例:タニタのマルチ周波数測定、リアクタンステクノロジー)を用いて精度を高めています。病院などで使用される高精度な業務用体組成計(例:InBody)とは価格帯も精度も異なりますが、家庭用としては信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
3. その他の便利な機能
- スマホ連携(アプリ連携): 測定データをスマートフォンアプリに自動転送し、グラフで推移を確認したり、目標設定やアドバイスを受け取ったりできる機能です。日々の記録を継続しやすくなり、モチベーション維持にもつながります。BluetoothやWi-Fiでの連携が可能です。
- 例:タニタの「HealthPlanet」「TANITA Record」、オムロンの「OMRON connect」、あすけん連携体組成計など。
- 登録人数: 家族みんなで使う場合は、複数人のデータを登録・識別できるモデルを選びましょう。乗るだけで自動的にユーザーを識別する機能があると便利です。
- デザインと設置場所: 薄型で収納しやすいか、リビングに置いても違和感がないかなど、デザインやサイズも考慮しましょう。
- 測定時間の短さ: 毎日測るものなので、素早く測定できるとストレスがありません。
- アスリートモード: アスリートは体組成の特性が一般の人と異なるため、専用のモードがある機種を選ぶとより正確な測定が期待できます。
4. 使用上の注意点
- 測定条件を一定にする: 体組成は水分量に大きく影響されるため、測定する時間帯や体調によって数値が変動しやすいです。毎日同じ時間帯(例:朝起きてトイレに行った後、食事前)に測ることで、データの比較精度を高められます。
- 素足で乗る: 正しい測定のためには、必ず素足で電極に乗る必要があります。
- ペースメーカーなど体内医療機器装着者は使用不可: 微弱な電流を流すため、ペースメーカーなどの医療機器を装着している方は絶対に使用しないでください。
- 妊娠中は控える: 妊娠中の使用は控えるように推奨されています。
これらの点を考慮して、ご自身の目的やライフスタイルに合った体組成計を選んでみてくださいね。