モーニングバナナダイエットは、2008年頃に日本でブームになった非常にシンプルなダイエット方法です。
モーニングバナナダイエットとは?
基本的なコンセプトは、以下の3点に集約されます。
- 朝食をバナナと常温の水(または白湯)に置き換える。
- バナナは好きなだけ食べてOK(ただし、通常は1〜2本程度が推奨されることが多い)。
- 昼食・夕食は基本的に今まで通りでOK(ただし、食べすぎは避ける)。
考案者は、はまち。さんという一般の方で、薬剤師の奥様と協力して始め、インターネットのコミュニティから広まり、その後書籍化もされました。
モーニングバナナダイエットの考え方と効果のメカニズム
モーニングバナナダイエットは、単にカロリー制限をするだけでなく、以下のような健康効果やダイエット効果が期待されています。
-
摂取カロリーの削減
- 最も直接的な効果です。朝食をパンやご飯、おかずなどからバナナ(1本あたり約90~100kcal)に置き換えることで、自然と朝食全体のカロリーを抑えることができます。例えば、普段600kcal程度の朝食を摂っている人がバナナ2本(約200kcal)に置き換えるだけで、約400kcalのカロリーオフになります。
-
便秘解消と腸内環境の改善
- 食物繊維: バナナには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランス良く含まれています。これらが便通を良くし、便秘解消に役立ちます。
- レジスタントスターチ(難消化性でんぷん): 特に熟す前の青いバナナに多く含まれる「レジスタントスターチ」は、「第3の食物繊維」とも呼ばれ、消化されずに大腸まで届き、腸内細菌のエサとなります。これにより、善玉菌が増え、腸内環境が整い、デトックス効果や代謝アップが期待できます。
- フラクトオリゴ糖: 善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善します。
-
血糖値の急上昇抑制
- バナナはGI値(グリセミック・インデックス)が比較的低い食品です。血糖値の急激な上昇を抑えることで、インスリンの過剰分泌を防ぎ、脂肪が蓄積されにくい体質へと導く効果が期待できます。
-
むくみ解消
- バナナにはカリウムが豊富に含まれています。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、水分バランスを整える働きがあるため、むくみ解消に役立ちます。
-
代謝の促進
- バナナに含まれるビタミンB群やマグネシウムは、体内で糖質や脂質をエネルギーに変える代謝を効率的に行うために必要な栄養素です。
-
満足感と空腹感の抑制
- バナナに含まれる糖質は、ブドウ糖、果糖、ショ糖など、吸収速度の異なる複数の種類があるため、血糖値が緩やかに上昇し、持続的なエネルギー源となります。これにより、昼食までの空腹感を抑え、間食を防ぐ効果も期待できます。
-
手軽さと続けやすさ
- バナナは皮をむくだけで食べられ、調理の手間が一切かかりません。忙しい朝でも手軽に始められる点が、このダイエットの大きな魅力であり、継続しやすい理由となっています。
より効果を高めるためのポイント
- 常温の水とセットで: 冷たい水は体を冷やし、消化器官に負担をかける可能性があるため、常温の水または白湯が推奨されます。
- 「ブラックスポット」が出てから: バナナの皮に黒い斑点(シュガースポット)が出てから食べると、より甘みが増し、消化酵素も増えると言われています。
- 青いバナナも活用: 順天堂大学医学部の小林弘幸教授は、特に「青いバナナ」に豊富なレジスタントスターチに注目し、加熱して潰した「クラッシュバナナ」を朝食にすることで、腸活効果やリバウンドしにくい体作りを推奨しています。
- 無理のない範囲で: 昼食や夕食は好きなものを食べても良いとされていますが、暴飲暴食は当然ながらダイエット効果を打ち消してしまいます。バランスの取れた食事を心がけ、間食も控えめにすることが大切です。
- 適度な運動と良質な睡眠: どんなダイエットでも言えることですが、適度な運動と十分な睡眠は、代謝を上げ、ダイエット効果を高めるために不可欠です。
モーニングバナナダイエットは、手軽に始めやすく、健康効果も期待できるため、初心者にもおすすめのダイエット方法です。